日日 旅日和

2009.12.20

金澤情景

1205_kanazawa.jpg

すっかり季節は冬ですが、いかがお過ごしでしょうか。
先日の山本にひきつづき、旅粒の国内旅日記をお送りします。(示し合わせたわけではないのですが、似たような時期にそれぞれ出かけておりました)

さて、佐藤は先日、かねてより旅先候補に入っておりました石川県は金沢市へ行って参りました。
金沢というと、妹島和世・西沢立衛のSANNAが設計を担当したことでも有名な21世紀美術館があります。
今回その21世紀美術館で、これまた是非作品を見たいと思っていた現代美術作家オラファー・エリアソンの個展が開催されている!ということで、こりゃ行かないわけにはいかんわい!と、迷う間もなく、即刻金沢行きを決意、早々に航空券を予約したわけです。(エアドゥが11月に札幌−小松便就航で往復2万でした!)

続きを読む
04:20 | Comment(0) | 旅日記

2009.12.12

葉山の風と海の音(ここにあるということ)

日記用1.jpg
ごごごぶさたです、こんばんは。
日々、本の山におります山本です。
回文のようですがほんとです。

あっというまに今年も暮れますね。
街もクリスマス・デコレーション最盛期。
個人的には、ユニコーンの「雪が降る町」が
脳裏で鳴り始める時期です。


さて、遅ればせながら、先だって、鎌倉へ旅してきました。
職の変わり目に、ちょっと心に風を送ってやろうと。
その風は、神奈川県立近代美術館の鎌倉館から吹いていました。

内藤礼展
「すべて動物は、世界のうちにちょうど
水の中に水があるように存在している」

展示の内容は、省きます。
ただ、私は、その展示が生む世界のあまりのやさしさに、
泣き出すのをずっとこらえていました。
うれしくて仕方なかった。
自分にある感覚という感覚がすべてひらき、
その世界にむかって、果てなく広がっていくのです。

そして、はっきりと眼前に立ち上がってきたものは、
文明のない世界にもうあったであろう、
ただふかい、純粋な祈り。
果敢ないあまねく生命たちの、
すぐそこにある彼岸の風景。

内藤さんが日本で活動してくださっていることに、感謝します。



その後、逗子からバスに乗り、
一路、葉山の海ぎわへ向かいます。もうひとつの目的地へ。
そこから山へ分け入るように坂を登ったさきにあるのは、
自然に抱かれたすてきなブックサロン、saudade books。

代表である淺野卓夫さんは、編集者でもあり、
じつは次に勤める職場にご縁のある方なので、
お会いしてお話を伺っておきたかったのです。

場所も、その主も、すばらしかったです。
緑に包まれたウッドデッキに出ると
すぐ下の葉山の海がかがやき、
鳥がさえずり続けるその風景のなかで
読書や書き物ができるなんて、なんたる快楽!
日記用.jpg
saudade booksでは本も出版されており、
文化人類学や詩などの分野が気になる方、
とても刺激的な書物に会えると思うので、サイトへどうぞ。
頻繁にイベントもおこなっているそうで、お近くの方は是非。
石川直樹さんとのトークイベント、伺いたかったです。。。
http://sea.ap.teacup.com/saudadebooks/


もうひとつ、この旅で二日連続お邪魔してしまった場所について。
それは、根本きこさんのお店、coya。
カフェ兼ショップであるこのお店の完璧さに、嘆息するばかり。
売り物も什器もうつわも、すべてに物語があって、
すべてがあるべきところに配されている。
空気もにおいも人も味も、申し分ない。
その心地よい音楽のような空間に、すっかり居座ること二回。
ラムチャイで真昼から酔っぱらいました。ひとりで。
幸せな孤独。


そして。
この12月いっぱいで実店舗を閉店される、
旅粒発祥の地(!)であり、旅粒が多大なお世話をかけつつ
あたたかな交流をさせていただいている、東京恵比寿のお店
「atelier drop around」さんへ、
巡礼者のようにお邪魔しに行きました。
とはいってもだいぶ長居して、たくさんお話をして、
しまいに大きな東北メイドの古いかごを抱えるようにしながら、
お店をあとにしました。まったくメランコリーなし!
ありがとう。またいつか。そうご挨拶してきました。

drop aroundのおふたりの活動や、webサイトは
まだまだつづくので、ご安心下さいませ。


ではでは、長々のおつきあいありがとうございました。
忘年会シーズン、寒さと無理と深酒にはご用心。

ちなみにわたしは、クリスマスシーズンの街から遁走して、
こんどは青い森や岩の手などにいってきます!また後日。
日記用3.jpg
↑翌日に流鏑馬祭りがあった、葉山の海。歴史あり!


文:山本曜子
18:08 | Comment(0) | 旅日記